巻き爪について
巻き爪とは、爪に変形等を生じたり、その爪の変形によって指や爪の周囲に痛みが生じている爪の状態の事をいいます。陥入爪は巻き爪がさらに悪化したり、変形し皮膚に刺さりこみ出血や化膿・疼痛等を生じている状態の事されています。
巻き爪になる理由や原因は様々で遺伝や生活習慣等が巻き爪の原因であると考えられていますが、近年ではストッキングや足に合わない靴等での圧迫が原因によって生じたと考えられるケースも多く見られます。
特に巻き爪が悪化したり症状が進行すると、爪が内側に巻き込むことで、皮膚に刺さりこんだり圧迫したりすることによって痛みが伴う状態になることが多く、約10人に1人が巻き爪とも言われています。
発症部位は多くは足に起こりますが手の爪にも生じます。
巻き爪の痛みにより、歩いたり立つ姿勢に変化が生じ、腰や膝に過度な負担がかかることにより他の部位にも痛みや影響がでる可能性があり、医師も「程度によりますが、足部の変形（足の爪が皮膚に深く入り込む陥入爪や巻き爪）を合併していて、腰痛や膝痛が起きているのであれば、足の爪の処置を行うことで、足先の痛みだけでなく、腰や膝の痛みも軽減する場合がある」と公の場で発表してます。
巻き爪1つで全身のバランスが崩れてしまうこともあるのです。
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陥入爪（かんにゅうそう）と
巻き爪の違い
厳密には巻き爪と陥入爪は別の病態で、巻き爪が悪化したものが陥入爪と考えて頂いたらいいと思います。
巻き爪・陥入爪共に様々な発症原因などがありますが、陥入爪は変形した爪の角が皮膚などの軟部組織に刺さりこみ炎症等を起こした状態をさし、巻き爪と陥入爪は高い確率で合併しやすいとされています。
巻き爪とは、爪の片端または両端及び全体が丸状または角状等に変形した状態の事をさし、主に皮膚などの軟部組織の炎症等を伴わないものとされています。
陥入爪とは、巻き爪など爪が変形などを起こし、その爪(主に爪の角やトゲ)が指の皮膚等の軟部組織に刺さる事などによって炎症を引き起こしてしまっている状態の事をいいます。
足先の痛みだけでなく、腰や膝の痛みにも影響する［巻き爪］
爪、特に足の爪は全身の体重やバランスをとるのに大きな役割を持っています。
その足の爪が遺伝や圧迫など様々な原因で変形し巻き爪になったら体にはどのような影響が出るでしょうか？
当院に通院されている患者さんで多く見られるのは、ひざ痛や腰痛等の異常です。
もちろん全てが巻き爪・陥入爪が原因とは言いませんが、身体の土台である足が正常に機能しないと、その上にある膝や腰に悪影響があるのは医療上常識と考えられています。
一般的にその原因として考えられているのは、爪が変形したり巻き爪になって痛みを生じたため足をかばって歩くと、通常の自然な歩き方が出来なくなり、足首・膝・腰、へと徐々に負担がかかってしまうこともあり、捻挫やひざ痛、腰痛を起こす原因にもなります。
医師も、「程度によりますが、足部の変形（足の爪が皮膚に深く入り込む陥入爪や巻き爪）を合併していて、腰痛や膝痛が起きているのであれば、足の爪の処置を行うことで、足先の痛みだけでなく、腰や膝の痛みも軽減する場合がある」と発表していて、巻き爪や陥入爪1つで全身のバランスが崩れてしまうこともあるのです。
巻き爪になる原因とは？
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原因01
爪に過度やアンバランスな外力が加わっている
きつい靴やストッキングなど履いていませんか？ 様々な理由で趾（あしゆび）に正しく体重が掛かっていなく、足の内側ばかり等に重心がかかっているなどはありませんか？
爪に過度な力やアンバランスな力が加わると、それは立派な巻き爪や陥入爪になる原因の1つで、必然的に一枚の薄いプレート状の爪はその外力によって徐々に曲がっていってしまいます。 -
原因02
爪や指の機能を使いきれていない・弱まっている
巻き爪になる原因の1つに「爪に過度な力が加わっている」がありますが、その逆に力が加わっていないことも巻き爪になる原因として考えられてい指に加わる力を爪の面で受け止め爪に広がろう広がろうとする力が加わり、その力を分散させ効果的に指を機能させる役割を持っています。そのため病気やケガなど様々な理由で正常に歩けていなかったり病床生活が続いていたりすると、爪は爪を広げようとする力が加わらないため徐々に爪が丸まっていってしまう原因にもなるんですね。
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原因03
巻き爪や陥入爪になっている家族や親せきがいる。
これは多くの方に見られていますが、ご自身が巻き爪になっていて、ご家族や親せきなども巻き爪や陥入爪になっている方はとても多く、遺伝等の先天的な理由も巻き爪の原因の一つだとされています。
■陥入爪や巻き爪になる原因を大きく3つ紹介させていただきましたが、そのほかにも理由や原因は様々な物事があります。
巻き爪になられている方は今の状態を悪化進行させないように、治療院で通院を行ったりケアをして、靴を変えたりバランスを気がけたりとご自身で出来る事は出来るだけ行い、巻き爪の悪化を少しでも食い止めましょう。
また、まだ巻き爪にはなっていないけど遺伝的要素や様々な理由で外力等で巻き爪になる可能性が考えられる方は、より早い予防を心がけることで発症のリスクを少しでも減らすことができますね。